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!第十四回 遁甲之森(14-ed) (第3/3页)
、匕首(短刀)を手にしている。
「この子、ひょっとして!」
李秀は叫んだ。声はかき消されて伝わらないが、萍鹤は表情から読み取って颔く。
「魔星だったのね。でも、もう动けない」
萍鹤はうつ伏せに倒れてしまった。李秀も目眩がひどくなり、うずくまる。そのとき、地面に落ちている小石を见つけた。
「これだ」
李秀は素早く小石を二つ拾って耳栓にすると、戟を振るって少年を打った。
少年の歌が止まり、ばたりと倒れた。
首を振りながら、萍鹤が言った。
「杀してしまったの?」
「まさか。あたしの戟はね、双月牙の片方だけ刃を落としてあるの。峰打ちよ」
少年の身Tから、地楽星が抜け出る。萍鹤が飞墨を放つと、森の真上に飞んで消えた。
李秀が、気を失っている少年を抱え上げる。
「この森、まだ魔星がいるのかな。あたしたちだけでもはぐれないようにしないとね」
そう言って振り向いたとき、萍鹤の姿は消えていた。
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